半夏生とは
半夏生の読み方は「はんげしょう」といい、雑節のうちのひとつです。
ちなみに雑節とは
雑節(ざっせつ)とは、二十四節気・五節句などの暦日のほかに、季節の移り変りをより適確に掴むために設けられた、特別な暦日のことである。
引用:ウィキペディア
ウナギを食べる土用、彼岸や入梅なども雑節で全部で9つあります。
半夏生とはいつなのか
半夏生は夏至(6月21日頃)から数えて11日目の7月2日頃から5日間を半夏生といいます。
夏至自体が年によって1日程度動くので、半夏生もそれに応じて年によって違う日になります。
2019年(令和元年)の半夏生は7月2日~6日までの5日間です。
「半夏生」は季節の変わり目として、農業の目安とされています。
半夏生に入る前に田植えを終わらせるとされ、これを過ぎると秋の収穫が減るといわれています。
また、半夏生は梅雨明けの目安ともされています。
半夏生にタコを食べるのはなぜ?
半夏生にはタコを食べる習慣があります。
実はタコを食べるのは関西地方のローカルルールで、地方によってはサバだったり、うどんを食べたりもします。
関西地方ではタコの足のように大地にしっかり根付くようにタコを食べる、と言うのが由来のようですよ。
田植えもする時期なので稲が根付くように、と言う意味でしょうか。

たこ焼きなんかはお手軽なので季節の風習を味わうのもいいでしょう。
半夏生という名の花もある
「半夏生」にはもう一つ、花の名前としての意味もあります。
和名で「片白草(かたしろくさ)」と言う毒草です。

7月初旬から花を咲かせ、葉の一部の表側だけが白くなります。
表側だけが白くなることから、半分化粧をしている「半化粧」。
それが字が変わり、「半夏生」となったとの説があります。
京都の建仁寺が有名ですが、特別公開の時期以外は非公開となっています。
機会があれば見に行きたいですね。
以上、
このページでは半夏生の意味やタコを食べる理由について解説しました。
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