緊急地震速報の仕組み

その他
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地震波には2種類の波があり、速いP波を感知する

地震が発生した際には地面が大きく
揺れるという共通点はあるものの、
地震の波には
伝わるのが速くてエネルギーが小さいP波と
遅く伝わるがエネルギーが大きなS波に分けられます。

このように存在している
2つの地震波の速度差を用いて
技術活用されているのが、
規模が大きな揺れが発生する前段階に
スマートフォンなどに届けられる
緊急地震速報システムです。

2つの地震波で存在している
速度の違いを用いて、
先に届いたP波をきっかけとし
各デバイスに緊急地震速報が送られます。

P波は前触れ。大きく揺れるのはS波

速度が速く先に小さな揺れが引き起こされる
P波は「初期微動」と言い、
地面や身体に揺れが感じられ
室内に存在している物が小さな音を立てて
揺れる様子が感じられるものの、
大きい被害には繋がりにくいです。

初期微動の後には
間もなくS波がもたらす大きな揺れが生じます。

P波は初期微動であるのに対して
S波は「主要動」と言う
初期微動よりも大きく地面や建物、
身体が揺さぶられ震度によっては
立っている事もままならないほど強い揺れを引き起こします。

遅い速度で到達する一方で有している
エネルギーの大きさは大きなものであるので、
地震の発生により生じる被害は
S波で出る事例が非常に多いです。

そのため、初期微動が起こった段階で
小さい揺れを感じつつも、
いかに主要動に向けた対策が続けられるのかが重要です。

緊急地震速報が鳴ってから地震がくるまでは震源から遠いほど長い

緊急地震速報システムは
全国に点在している270箇所にも及ぶ地震計が
揺れを感知した上で迅速にデータを送信し、
個々のスマートフォンに
緊急地震速報を流すという仕組みなので、
震源からの距離が遠い位置にいるほど
第一報が届いてから実際に揺れを感じるまでには
時間的余裕があります。

そのように物理的な距離感により
時間差が生じるのと共に、
元来速度差がある初期微動のP波と主要動のS波は
距離が遠くなるほど差が広がるため、
小さな揺れが長く感じられるようになります。

緊急地震速報が鳴ったらするべきこと

スマートフォンから緊急地震速報が鳴った際、
火を使用して調理などを行っている際には
落ち着いて火を消すようにし、
同様にストーブを運転させている時にも
ストーブのスイッチをオフにするようにしましょう。

火を消す事ができ
火災に繋がる心配を解消させた後は
自分の身を守るべく、
頑丈なテーブルの下や大きな棚などの
下敷きにならない場所に移動し、
大きな揺れが収まるまで待機します。

また、室内で緊急地震速報が鳴った際には
余裕があればテーブルの下などに
避難する前段階にドアや窓を開け放しておき、
逃げ道を作っておくと尚良いです。

そして、屋外で過ごしている時には
ガラスなどの割れやすい物や
落下する危険性がある物から遠ざかり、
広い空間で身を低くして待機しましょう。

以上、緊急地震速報の仕組みについて解説しました。

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