3塁ランナーがスタートし、バントをすると「スクイズ」

野球でスクイズってたまにあるけどやってることはバントだよね。
どういうときにバントをすると「スクイズ」ってなるの?
スクイズとバントの違いが知りたい。
こんな疑問に元高校球児の筆者が答えます。
3塁ランナーがスタートし、バントをすると「スクイズ」となります。
3塁ランナーがスタートし、バントをすると「スクイズ」
スクイズはバントの一種なんです。
ある特定の状況下でバントをすると「スクイズ」と呼ばれるんです。
それは3塁ランナーがスタートし、打者がバントをすることです。
3塁ランナーがスタートとは盗塁のタイミングで本塁に向かって走ることです。
送りバント+ホームスチールみたいな感じになります。
3塁ランナーがいる状況でもスタートをせずに、打者がただセーフティーバントをすることもあります。
この場合はスクイズとは呼びません。
あくまで3塁ランナーがスタートすることがスクイズの条件です。
プロ野球選手になるために中学生のうちにやっておくべき練習~動作分析のスペシャリストが教える「24のバッティングドリル」~ 【中学生が習得すべき打撃スキルはこれだ!】スクイズは1点を取るための捨て身の作戦
スクイズは1点を取るための捨て身の作戦です。
記録は「犠打」ということになります。
成功しても1つのアウトは取られるし、失敗したら3塁ランナーはアウト、下手をするとダブルプレーです。
このため、リスクの高い、捨て身の作戦になります。
どうしても1点が必要な時に取る作戦です。
スクイズは基本的に右バッターがするプレー
スクイズは基本的には右バッターがするプレーです。

左打者の場合はキャッチャーから3塁ランナーが見えやすいため、作戦がバレるためです。
「ウエスト」とはスクイズ防止のために外すこと
スクイズを防止するためのプレーで「ウエスト」と言うものがあります。
ウエストとはスクイズができないように、わざとものすごいボール球を投げることです。
キャッチャーに作戦がバレるとウエストされ、3塁ランナーがアウトにされます。
スリーバントスクイズとは
2ストライクの状況でバントをすることを「スリーバント」といいます。
2ストライクでバントをしてファールになるとバッターはアウトになります。
スリーバント失敗でアウトの場合、記録は三振になります。
リスクの高いプレーなので「スリーバント」と呼ばれます。
「スリーバントスクイズ」とは2ストライクの状況でスクイズをすることです。
ツーアウトスクイズは成功率が低い
ツーアウトの場合は打者走者が1塁アウトになるとプレーが成立せずにイニング終了になります。
ツーアウトでスクイズをしても守備側は1塁をアウトにすればいいので本塁にボールを送る必要はなく、比較的簡単にスクイズを阻止できます。
ツーアウトのスクイズはセーフティーバントのように打者走者が1塁セーフにならないと点が入らないので成功率は低いです。
ツーランスクイズは2点を狙うもの
ツーランスクイズとはランナーが2・3塁にいる時に狙うものです。
3塁ランナーは通常のスクイズのようにスタート。
2塁ランナーは3塁に向かってスタート。
3塁ランナーがセーフ、アウトに関わらず、守備側が1塁にボールを送った隙に本塁に走るものです。
なので守備側は2塁ランナーがいる場合は二人目のランナーがいることを意識しながらプレーしなくてはなりません。
これがツーランスクイズです。
スクイズとバントの違い、まとめ
スクイズとバントの違いは3塁ランナーがスタートするかしないか。
3塁ランナーのスタートとバントが合わさるとスクイズ。
スクイズは1点を取るための捨て身の作戦で成功率は低い。
スクイズは基本的に右打者がやるプレー。
阻止するためにわざとボール球を投げることを「ウエスト」と言う。
また、
- スリーバントスクイズ
- ツーアウトスクイズ
- ツーランスクイズ
は特に成功率の低いプレー
以上、スクイズとバントの違いについてお知らせしました。
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